究極の断捨離・続編-3

住まい・インテリア

旅先のホテルで知った「足るを知る」

「旅行に行った時などに、リフレッシュ出来たと感じるのはなぜだろう?」

__ある時、ふと疑問に思いました。

日々の暮らしの中で、人は気づかないうちにたくさんのモノや情報に囲まれて生活しています。次々と新しい製品やサービスが提供され、メディアなどから大量な情報が流れ込んで来ます。それらの中から、自分の必要とするモノや情報の『要・不要』を判断するだけで、毎日どのくらいの時間を要しているでしょう…

そんな思いを抱いての発見__

「それは、旅行先のホテルには無駄なモノが置いていないからではないか」と考えつきました。あるのは、シンプルなしつらいだけです。そして、日常的に受け入れている情報量に比べると、旅行先で受け入れる量は、かなり少ないと言えます。

これらの気づきから、モノと情報の量を上手にコントロールすることが、シンプルに暮らすことにつながることが分かりました。言い換えれば、シンプルに暮らすとは、『足るを知る』ことです。

方向性を持つことが大切

しかし、そう簡単に継続出来ません。『足るを知る』、自分らしい生活を過ごすには、自分のスタイルを持つことが大切なのだと考えました。なぜなら、勉強に置き換えてみると自分に合った勉強法が見つかったとしても、勉強をする目標がないと続けられません。何のために勉強をするのか、きちんとした方向性を持つことが大切だと言えます。

暮らし方もそれと同じで、どんなスタイルを目指すのかを知ることから、始まるのではないでしょうか?

ライフ・スタイルって何だろう…

私の母が、ブティックを経営していたことから、家中が洋服や鞄、靴などがあり過ぎて、家全体が衣裳部屋のような状態だったのです。次から次へとモノを買う母の姿を見て育ち、それが反面教師のように私には映りました。

もちろん、私もショッピングは大好き。けれども、必要なモノだけとどこかでストップが掛ります。モノを選ぶ時には、なるべく吟味する時間を大切にしています。その時に、自分らしいアイテムなのかどうかを選ぶ基準は、デザインがシンプルであること、それとライフ・スタイルに合っていることの2つになります。

ライフ・スタイルとひと言で言っても、漠然としています。その人が置かれている環境に合っているかどうか、それがポイントです。具体的に言うと、子育て中の時期と、子どもが成長した後では、その人のライフ・スタイルが変化して、求めるモノも違って来ると感じます。

ライフ・スタイルが変わって困ることは?

生活環境の変化と共に少しずつ、ライフ・スタイルは変化します。しかし、ライフ・スタイルが変わるとそれまで着ていた服では、ダメだと言うことになります。「それは、困ったことです… 」

また、新しい服を探さなけらばなりません。しばらくして、服探しが落ち着いて来たと思ったら、次は、流行という時代の変化も押し寄せます。自分のスタイルを貫こうにも、なかなか、たいへんです。時代の変化に背を向けながら、生活を続けることはかなり困難なのです。

モノや情報が溢れている世界で暮らすことは、日々何かを選び何かを捨てることを繰り返しています。その際に、自分らしいこだわりの品になりうる、特別なモノを見極める目を持つこと、そして、そのモノに宿る命を大切に使い切る。

それが、『足るを知る』ことにつながる。。

自分にとって思い入れのある、お気に入りの1品が見つかれば、愛着が湧き、大切に扱い、満足感も大きくなる。捨てることが前提ではなく、モノを大切にする品選びをまずは心掛けたい…


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