個人宅O邸/世田谷戸建て
長年の友人の住まいをデザイン。ご近所つながりから、お互いの家を行き来する間がらなので、生活スタイルや好みも分かっていました。
はじめにテーマにしている、ライフデトックスの考え方をお伝えして、シンプルなデザインでコンパクトな暮らしにしようと話し合いました。
「夫も私もフルタイムで働いているので、掃除や片付けに時間が割けないのです。今の家は、動線がシンプルで機能的に設計できているので、掃除や片付けが楽に感じます」O様
ご提案したのは、モノを出さずスッキリ暮らせる空間です。
リビングの窓際に沿って設けたローキャビネットの中には、本や小物類などの他に、TVやAV機器用のコンセントが隠されています。
コードが見えないことで、部屋がスッキリして見えて、さらに掃除や片付けの負担が軽減されます。
1階に暮らすお母さまも「部屋全体がゆったりとした造りなので、前よりとても動きやすく、将来の不安な気持ちが軽くなった」と喜ばれております。
数年ごとに、不具合など困りごとがないかヒアリングしておりますが、お母さまは「この家で息子家族と一緒に暮らし、快適で安心した生活が送れている」と嬉しそうに話してくださいました。将来は、この家をお孫さんに渡し、大切にバトンをつないでいってもらいたいと、穏やかに笑っていました。
それから、ご主人が定年を迎えたタイミングでは、ライフ・オーガナイズ(個人向けのコンサルティング)を受けていただきました。
ライフステージが変わり、セカンドライフに向けて「ライフスタイルをREデザイン」しました。改めて将来の暮らしについて、確認して整理しました。
その結果、園芸や農作業、そして、地域交流に関心が深いことが分かりました。お仕事は続けながら空いた時間に、植物や野菜づくりに挑戦しています。園芸教室にも通い、セカンドライフを充実させています。